Windows OS タブレット型ノートPCを車載する方法
この記事ではノートPCを車載する方法を紹介します。
私はこのような形でノートPCを車載しています。
アルミフレームで土台を作成して、そこにタブレット用のクランプでノートPCを固定しています。
PCはパナソニック製のLet’snote CF-AX3を使っています。
今回はPCで自作したProcessingのプログラムで、CAN信号をグラフ化したいという目的がありますので、アンドロイドOSのタブレット端末では私のスキル的にProcessingのプログラミングに支障が出そうだったので、WINDOWS OSのタブレットPCの中から選定しました。
Windows OSのタブレットPCだと、性能的にはサーフェイスが良さげなのですが、中古でも価格が高いので、中古品で安価なレッツノートを選びました。
2021年6月に中古で8,500円程度でした。
スペックは下記の通りです。
Processingを含め、全体的にソフトが起動するのが遅いので、もう少し高いスペックの物(型式の新しい物)を選んだ方が快適だと思います。
【型番】:Let's Note CF-AX3EDCCS
【CPU】 :Core i5-4200U 1.60GHz
【RAM】 :4GBメモリ
【HDD】 :SSD128GB
【光学ドライブ】:無し
【液晶】:11.6型 Full HD
【グラフィックス】:(CPU内蔵)
普段は画面を折りたたんでタブレット状態で車載していますが、開けばキーボードも使えるので、出先でちょっとプログラム修正したい時などに便利です。
このPCが車載用PCとして向いている点は、内蔵バッテリーを外してもアダプタを接続すれば起動できることです。
車に乗るたび毎回PCを積み下ろしする方はいいのかもしれませんが、常に載せたままにしますので、内蔵バッテリーを外しておかないと夏場は爆発する危険性があります。
調べた限りではAndroid OSのタブレット端末は、内蔵バッテリーを抜くとACアダプタを挿しても電源が入らない製品が多いようですが、Let’snote CF-AX3はバッテリーを抜いてもACアダプタを挿せば起動します。
内蔵バッテリーを外すためには、PCの筺体を分解する必要がありますが、ネットで検索すれば細かい作業まで説明しているサイトがありますので簡単です。(ホントなんでもネットにありますね、今の時代。)
内蔵バッテリーを抜いたら、PCの電源はインバータを車両に搭載して、ACアダプタで取ってもいいのですが、レッツノートはDC 16V電源で動きますので、車両の12V電源をDC/DCで昇圧して使った方がスマートです。
私はコレを使ってます。
パナソニックのPCで使う場合は、下記も必要です。
シガーソケットの電源は、車両の電源を落とすとオフになってしまう、つまりPCも同時に電源が落ちて強制的に終了してしまうので、シガーソケット裏の配線を加工して、常時電源にすることで、エンジンを止めてから、落ち着いてPCのシャットダウン操作ができるようにしています。
シガーソケットを常時電源にするには、ヒューズボックスから下記のような物で電源を分岐させて、接続するのが簡単です。
次回は、PCを載せているフレームの作成方法について説明します。